US Tech Chart Board
外出先用をひらく
使い方

このツールは何をするもの?

米国株の値動きを10年ぶんさかのぼって、その銘柄だけが持つ「クセ」を探すツールです。たとえば「5営業日で10%下げたあとは、翌日に反発しやすい」といった傾向を、実際に過去何回そうなったかという数字つきで並べます。

想定しているのは、数日から2か月くらいで売買するやり方です。1日で売買を終える取引や、何年も持ち続ける長期投資には向いていません。

大事な前提として、ここに出る数字はすべて「過去にどうだったか」です。この先も同じように動く保証はありません。

起動のしかた(パソコン)

フォルダ内の serve.cmd をダブルクリックすると、黒い画面が開いてブラウザが自動で立ち上がります。黒い画面は閉じないでください(閉じると止まります)。

  • 終わるときは黒い画面で Ctrl + C を押すか、画面ごと閉じる
  • 自分のパソコンからだけ見たいときは serve.cmd --local
  • 銘柄の分析だけしたいときは analyze.cmd NVDA のように使う

はじめて起動したとき、Windows から「このアプリの通信を許可しますか」と聞かれます。スマホから見るために、「プライベート ネットワーク」にチェックを入れて許可してください。

起動のしかた(iPhone・スマホ)

スマホから見る住所は2つあります。役割が違うので、どちらをホーム画面に置くかで、外出先で開けるかどうかが決まります。

家の中の住所外出先の住所
見た目http://192.168.○.○:8770/https://◯◯.pages.dev/
使える場所家の Wi-Fi の中だけどこでも(モバイル回線でも)
パソコンの電源入っていないと開けない切れていても開ける
新しい銘柄の分析できるできない(見るだけ)
中身の新しさその場で分析した最新最後に公開した時点
電波が無いとき開けない(保存できない住所のため)保存しておけば開ける

ホーム画面に置くのは外出先の住所(https のほう)です。家の Wi-Fi の中でもそのまま開けるので、ふだんはこちらだけで足ります。新しい銘柄を分析したいときだけ、パソコンで serve.cmd を起動して家の中の住所を開いてください。

  • 外出先の住所は、パソコンで serve.cmd を起動すると黒い画面に出る(「外出先」の行)
  • 画面上部にも青い案内バーで出るので、そこをタップしてもよい
  • スマホでその住所を開き、共有ボタン →「ホーム画面に追加」
  • 古い 192.168 のアイコンがホーム画面にあれば消す(外出先で開けないのはたいていこれが原因)

まだ外出先の住所が無い場合は、「インターネットに公開する」を先にやってください。一度きりの設定です。

銘柄の調べかた

画面上の入力欄にティッカー(NVDA、AAPL など)を入れて「分析」を押します。入力の途中で候補が出るので、そこから選んでもかまいません。

はじめての銘柄は1〜2分かかります。 10年ぶんの株価をまとめて取り込むためです。進行状況がステップごとに表示されるので、終わるまで画面を開いたままにしてください。2回目からは10秒ほどで終わります。

画面右上に「取得できる残り銘柄数」が出ます。新しい銘柄を1つ調べるたびに1つ減り、30日で戻ります。一度調べた銘柄は何度見ても減りません。

チャートの見かた

ローソク足は1本で4つの値段を表します。太い部分の上下が「始まりの値段」と「終わりの値段」、細く伸びた線がその日の高値と安値です。値上がりして終わった日が赤、値下がりして終わった日が緑です。

  • 上のボタンで「日足(1日1本)」と「15分足(15分で1本)」を切り替えられる
  • 「平均線」「値動きの幅」「出来高」「売買代金」「勢い」「行き過ぎ」は表示のオン・オフができる
  • マウスを乗せると、その日の値段・出来高・売買代金が左上に出る

拡大縮小はマウスホイールで行います。速すぎる・遅すぎると感じたら、「拡大縮小の速さ」のスライダーを動かしてください(1がゆっくり、10が速い)。スマホでは2本指でつまむ操作、または + − ボタンを使います。「全体」を押すと全期間が収まります。

2種類のラインについて

チャートには2種類の線を引いています。どちらも「そこで株価が止まりやすい」場所を示すものです。

止まりやすい値段(横のライン)流れに沿った線(斜めのライン)
どんな線過去に何度も反発した値段の高さ安値どうし・高値どうしを結んだ線
向いている場面上下に行ったり来たりしている銘柄じりじり上げ下げしている銘柄
緑系=下支え / 赤系=上値同じ(線ごとに色味を変えてあります)
点線のときキリのよい数字など補助的なものすでに割れてしまった線

線が多くて見づらいときは、下の一覧表の左端にある色の四角をクリックすると1本ずつ消したり出したりできます。「すべて隠す」でいったん全部消して、気になる線だけ出すのがおすすめです。選んだ状態は銘柄ごとに覚えています。

一覧表の行そのものをクリックすると、その線に反応した日がチャートに印(▲)で表示されます。印は「印を消す」で消せます。

斜めの線は日足だけに引きます。15分足に切り替えると横の線だけになります。

分析結果の読みかた

画面右側(スマホでは下)に、観点ごとに分かれた「専門家」がコメントを並べます。文章は決まった型に数字をあてはめて作っているので、同じデータなら毎回同じ内容になります。AI が想像で書いているわけではありません。

結果は「上がりやすいクセ」と「下がりやすいクセ」の2つに分けて出します。どちらもまったく同じやり方で調べています。片方が0件なら「その向きのクセは見つからなかった」という結果で、調べていないわけではありません。

表示意味
上がりやすいその条件のあと、ふだんより値上がりしやすかったもの
下がりやすいその条件のあと、ふだんより値下がりしやすかったもの
確度Aたくさん調べたことによる偶然を差し引いても残った、信頼できる傾向
確度B単独では珍しいが、偶然の可能性も残る。参考として見るもの
根拠を見る回数・勝率・値幅・偶然である確率・年ごとの内訳などの詳細
チャートに表示その条件が実際に出た日を、チャート上に印で表示する

「確度Aが0件」と出ることもあります。これは調べ落としではなく、その銘柄にはっきりしたクセが無いという結果です。それも判断材料になります。

数字を読むときは、必ず「ふだんとの差」を見てください。ずっと上がり続けている銘柄なら、何もしなくても勝率は高く出ます。大事なのは、その条件が出たときにふだんよりどれだけ良かったかです。

上か下かも、この「ふだんとの差」で決めています。そのため値上がりしているのに「下がりやすい」に入ることがあります。上げ相場のなかで上がり方が鈍る、という形です。そのときは本文に「出遅れています」と書いてあります。

「この形は一般には上げ(下げ)のサインとされますが、この銘柄では逆に出ています」と書かれることがあります。世間で言われている向きと、この銘柄の実際の値動きが違ったという意味です。

分析した銘柄の履歴

画面右上の「履歴」を押すと、これまで分析した銘柄が新しい順に並びます。行をタップすると、その銘柄の分析結果がそのまま開きます。

  • 「分析 ◯月◯日 ◯◯:◯◯」は、その結果をいつ計算したかです
  • 「保存済み」が付いているものは、電波が無いところでも開けます
  • パソコンで分析した銘柄も、夜間バッチを回したあとならスマホの履歴に出ます

履歴は端末ごとに覚えています。パソコンとスマホで別の並びになりますが、どちらからでも同じ銘柄を開けます。

外出先で見る(電波が無くても見る)

外出先で開けるかどうかは、どの住所を開いているかで決まります。困ったときは、まずそこを確かめてください。

開いている住所モバイル回線電波が無いところ
https://◯◯.pages.dev/開ける保存してあれば開ける
http://192.168.○.○:8770/開けない開けない
http://127.0.0.1:8770/開けない(パソコン自身の住所)開けない

家の Wi-Fi で使う住所(http://192.168.○.○:8770/)は、外出先では開けません。その住所は家の中だけで通じるものだからです。

さらに、この住所ではオフライン保存も使えません。ブラウザには「https の住所か、パソコン自身(127.0.0.1)でなければ、中身を端末に保存するしくみを動かさない」という決まりがあり、192.168 で始まる住所はどちらにも当てはまらないためです。履歴の画面でも、保存が使えないときはその旨を表示します。

電波が無いところでも見たいときは、出かける前に保存しておきます。公開した住所で開いていれば、次の手順でできます。

  • スマホで公開した住所(https://◯◯.pages.dev/)を開く
  • 共有ボタン →「ホーム画面に追加」でアプリのように置いておく
  • 出かける前に「履歴」→「外出前にまとめて保存」を押す(初回は画面上部の案内バーからも押せます)
  • 「◯件のうち◯件を保存しました」と出たら準備完了
  • 圏外で開くと「保存してあった分析結果を表示しています(◯◯時点)」と出る

保存されるのは分析した時点の内容です。外出先で最新の株価に更新されることはありません。新しい銘柄をその場で分析することもできません(株価を取ってくる部分がパソコンでしか動かないためです)。

それでも開けないときの見分け方です。

  • 「まだこの端末に保存されていません」と出た → 一度も保存できていない。電波のあるところで開き直して、まとめて保存を押す
  • 銘柄名は出るのに中身が出ない → その銘柄だけ保存されていない。履歴を開くと、保存済みのものが選べる
  • アイコンを押しても真っ白 → ホーム画面のアイコンが古い 192.168 の住所。消して、https の住所から追加し直す

インターネットに公開する(Cloudflare)

Cloudflare Pages という無料の置き場所に、画面と分析結果をまるごとアップロードします。これをやらないと外出先では一切見られません。設定は一度だけで、以降は毎晩のバッチが自動で更新します。

手順1: トークンを作る(ブラウザでの作業はこれだけです)

  • https://dash.cloudflare.com/profile/api-tokens を開く(アカウントが無ければ先に無料で作る)
  • 「Create Token」を押し、一覧のいちばん下「Create Custom Token」の Get started を押す
  • Permissions に Account / Cloudflare Pages / Edit を1行だけ足す
  • 「Continue to summary」→「Create Token」で出た文字列をコピーする

手順2: トークンをパソコンに覚えさせる。PowerShell で次を実行し、そのあとウィンドウを閉じて開き直してください。トークンはパスワードに相当するので、設定ファイルには書きません。

  • setx CF_API_TOKEN "コピーした文字列"

手順3: 残りを自動でやる。このフォルダで次を実行します。置き場所の作成も設定ファイルの書き換えも中でやります。

  • py publisher.py --setup

「アカウントIDが分かりません」と出たら、https://dash.cloudflare.com/ を開いてアドレス欄に出ている32桁の英数字をコピーし、py publisher.py --setup --account その32桁 と実行してください(トークンの権限によっては自動で調べられないためです)。

手順4: 公開する。nightly.cmd を実行すると、最後に「★ 外出先からはこの住所で見られます」と住所が出ます。スマホでその住所を開いて「ホーム画面に追加」してください。取得をせずに今あるデータだけで公開したいときは py nightly.py --offline です。

手順5: 毎日ひとりでに更新させる。公開した中身は、この更新が走ったときにだけ新しくなります。手で毎晩実行するのは続かないので、Windows のタスクに登録します(一度きり)。

  • py task.py --install (毎日 6:30 に更新する)
  • py task.py --install --time 07:00 (時刻を変えたいとき)
  • py task.py --status (次にいつ走るか確認する)
  • py task.py --run (いますぐ1回走らせる)
  • py task.py --remove (やめる)

その時刻にパソコンが動いていなかった場合は、次に動かしたときに走ります。スリープ中なら復帰して実行しようとします(復帰させたくないときは --install --no-wake を付けてください)。パソコンを何日も起動しないと、外出先で見える内容もそのぶん古いままです(画面には必ず「◯月◯日 ◯◯:◯◯ 時点」と出ます)。

この住所は知っている人なら誰でも開けます。中身は公開されている株価から計算した分析だけで、口座や個人の情報は含めていません(取得できる残り銘柄数も、公開するぶんからは外しています)。それでも見られたくない場合は、Cloudflare の Zero Trust でメール認証をかけることができます。

流れ(トレンド)の見かた

「上げの流れ」「下げの流れ」「もみ合い」のどれかを判定して表示します。平均線の並び方・傾き、安値と高値が切り上がっているか、値動きに方向性があるか、といった複数の材料をまとめた結果です。

ここで出る斜めの線については、勝率などの検証をしていません。過去にさかのぼって同じ線を引き直すことができないためです(未来の高値・安値を知ったうえで引いた線が「よく当たった」と言っても意味がありません)。目安として見てください。

わからない言葉が出てきたら

専門用語には点線の下線が引いてあります。指でタップ(パソコンならマウスを乗せる)すると、その場で意味が出ます。

使いかたの例

たとえば、気になっている銘柄が下がってきたときの使い方です。

  • 銘柄を検索して分析する
  • 「まとめ役」を読んで、いまどんな状況かをつかむ
  • 止まりやすい値段の一覧で、いまの株価のすぐ下にある水準を確認する
  • 「上がりやすいクセ」と「下がりやすいクセ」の両方を開いて、いまの状況に当てはまるものがないか探す(片方だけ見ない)
  • 気になるものは「根拠を見る」で回数と、ふだんとの差を確かめる
  • 「チャートに表示」で、過去に同じことが起きた日の値動きを目で見る
  • 最後に「反対意見」を読んで、都合のいい数字だけ見ていないか確認する

注意していただきたいこと

このツールは売買を推奨するものではありません。過去の値動きを集計して見やすくしているだけです。

  • 回数が少ない傾向(10回未満など)は、たまたまの可能性が高い
  • 「直近の期間では逆向き」と書かれているものは、いま効かなくなっている可能性がある
  • 途中でどこまで下がったかも必ず見る。結果が出る前に耐えられない大きさで買わない
  • 決算発表や大きなニュースがあると、過去の傾向はあてにならなくなる

最終的な売買の判断は、ご自身の責任でお願いします。

分析した銘柄の履歴

分析しています

拡大縮小の速さ 4

止まりやすい値段(横のライン)

表示区分値段いまとの差 反応強さ根拠

流れに沿った線(斜めのライン)

表示区分いまの位置いまとの差 タッチ1週あたり状態

まとめ役 — いまの状況

流れ(トレンド)の見立て

上がりやすいクセ

下がりやすいクセ

反対意見 — うのみにしないための係

    どうやって調べたか